知る

「花」を復興のシンボルに

「までいホール」を見上げると、イキイキと咲き誇る花玉がいっぱいに広がります。村人が毎日隅々まで心を込めて手入れをしているこの生花は「造花なのかしら」と尋ねられることもあるほど。色鮮やかな咲きぶりを、ぜひ実際に見にきてください。
までい館は村の基幹産業である「」をテーマに、建物中央の屋根は「花かご」をイメージしてつくられているのです。
までい館は村人たちの日常生活を支え、産業復興拠点としての役割も果たしています。

飯舘村ってどんなとこ?

飯舘村は阿武隈山系北部の高原に開けた豊かな自然に恵まれた美しい村。高原の冷涼な気候を生かした暮らしが営まれています。総面積の約75%を山林が占め、北には真野川、中央に新田川と飯樋川、南部に比曽川、その流域に耕地が拓かれ集落が点在します。
飯舘村は「までい」を理念に据えた村づくりが評価され、平成22年には「日本で最も美しい村」連合に加盟しました。

平成23年、原発事故により飯舘村は全村避難を余儀なくされましたが、平成29年3月31日に一部の帰還困難区域を除き、避難指示が解除されました。

までいって?

飯舘流のスローライフを“までいライフ”と呼び、村づくりの基本理念としてきました。「までい」とは「両手」「左右揃った手」という意味の「真手(まて)」が語源。「大切に」「丁寧に」「じっくりと」「心をこめて」「手間暇を惜しまず」という意味で使われてきた方言です。